ありのままの奥多摩を楽しむ

駅からたった5分で広がる、手つかずの大自然

 

登計トレイルの他に5つの遊歩道がセラピーロードとして申請されています。

その中から、駅からのアクセスも良く比較的手軽に歩くことのできる鳩ノ巣渓谷遊歩道を見てきました。



鳩ノ巣渓谷遊歩道


電車を降りて5分ほど歩くと、とても東京都内にいるとは思えないような雄大な自然が目の前に広がります。全長約2.5kmの自然と一体となったシンプルな遊歩道。豊かな木々や川のせせらぎを聞きながら散策できるのが魅力です。



ーinformation

○JR青海線 鳩ノ巣渓谷下車 徒歩5分

○未塗装の遊歩道なので、滑りにくい靴がおすすめ

○落石危険のため、途中磨馬峡橋〜白丸ダム間通行止め

 (一般道を迂回して海沢地区へ)

○途中ベンチ、トイレの設備あり

 

自然がつくる圧巻の造形美

 

歩みを進めると、長い月日を経てつくられた様々な自然の造形に出会うことができます。人の手では成し得ない美しさ。こういった発見も、遊歩道を楽しく歩くポイントです。

 鳩ノ巣渓谷遊歩道の"もったいない❶"


遊歩道を進むにつれて、日々のストレスから解放されていくのを感じます。ただ、鳩ノ巣渓谷遊歩道のほとんどの道中が、人ひとりがやっと通れるくらいのけもの道。足元が不安定なところもあるので、つい歩くことに集中してしまい会話が生まれにくいのが難点。開放的な雰囲気を満喫するのも素敵ですが、せっかくのセラピーロード。道幅に余裕ができると景色も会話も楽しめて、より効果的なものとなるのではないでしょうか。


 鳩ノ巣渓谷遊歩道の"もったいない❷"


 途中、休憩を取りながら自然を満喫しつつも、つい考えてしまうのが「あとどれくらいかかるんだろう?」というちょっとしたプレッシャー。

疲労を抱えて森林セラピーに臨む人には、特にかもしれません…


途中途中で、「◯◯まであと◯m」のように、

次の目的地や休憩地点までを表す看板があっても親切かもしれません。

また、道順を記すサインも少なく、途中分かりにくいところがあったのも難点。


木々の名前や樹齢、地名の由来などを紹介するプレートなどがあると、より自然を楽しみ、鳩ノ巣渓谷の自然を親しめるファクターになるかもしれません。


自分自身の癒されポイントを見つけて



木々の緑、土の香り。そして滝や川の水音。

鳩ノ巣駅を降りてここまでで、数々の自然の要素に接することができます。


その中でも人によって心地よく感じるポイントは違うようです。

ゆっくり深呼吸をして、耳をすましてみたり触れてみたり、

五感を研ぎ澄ませて、心から解き放たれてリラックスできるポイントを見つけてみてください。


←途中のポイントでは、カヤックなどのアトラクションも楽しめるようです。


Written by 佐々木麻衣